運負けたいありDiary

気まぐれに書きます。

青春の1ページ(笑)

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どうも、高校一年生の頃のごれいです。(オタク学生三種の神器:メガネ・ムダに長い髪・常に学ラン(カーディガン姿でうろついてるヤツ大体敵))

 

 

 

 

僕、前から思ってることがあるんですけど。

 

陽キャって誕生日プレゼントめっちゃもらいますよね。マジでえげつない量もらう人いますよね。

もらったプレゼントを一面にざっと並べて写真撮って「みんなお祝いありがとー!」って投稿するやつやりますよね。あれ、

 

 

 

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僕がやるとこうなります。

 

 

 

というわけで、今回は誕生日に関する小話です。

 

 

 

時は僕が高校1年生の頃に遡ります。

 

これまた陽キャ特有のイベントなんですけど、

その日誕生日の奴が朝教室に入ると黒板に「〇〇誕生日おめでとう」ってでっかく書かれてて、みんなが「&♪@$※〒~!!!笑笑」ってそいつに駆け寄って、

囲まれたそいつは「えーまじか!ありがとーー!!笑笑」って照れてるみたいなやつ、ありましたよね。男子校にはなかったノリかもしれませんが、少なくとも僕の通っていた共学の高校にはありました。(ここマウント)

 

僕はそれを目にするたび、

はーうるっせえなぁ~、誕生日くらいでギャンギャン騒ぐなよ……

 

…とまでは実は思っていなかったんですよねぇ。

 

なぜなら、

色々痛い勘違いをしながら生きてきた当時の僕は「もしかして僕も同じ感じで祝われるのでは…?」とひそかにドキドキしていたからです。

というのも、体育祭シーズンにクラスメイト全員が自己紹介シートにガッツリ自己紹介を書いたものを一冊にまとめた「体育祭ブロック誌」なるものが配られていたので、そこでみんなの誕生日がいつかは把握できるはずで、

誕生日が認知されていないせいで誰からも祝われない」という陰キャあるあるは起こりづらい、それゆえ僕もなんだかんだ祝ってもらえたりするんじゃないか?と考えていたのです。今思えばとんだ自意識過剰ですね、誰もお前のページなんて興味ねえよどこから湧いてきてんだよその自信、そこらへんの公園で穴掘って温泉湧かす方がまだ現実的だわカス

 

僕の誕生日は12月19日です。(オタクくんたちが覚えやすいように言い換えると、声優の上坂すみれさんの誕生日と同じです)

そして僕は、これがクラスで最高ランクの陽キャ女子ユイちゃん(仮名)と同じ誕生日だということを先述のブロ誌を読んだことで知っていました。なんなら前に優しく接されて以来その姿を目で追うくらいには惚れていたので余計に覚えていました、こんな僕にたとえ雑でもあだ名をつけてくれた女の子は物心ついた頃からカウントしてユイちゃんが初めてです(超絶早口)(オタクは誰にでも優しい陽キャ女子に片思いをしがち)(通るわけがないので告白やアプローチはそもそも選択肢にない)

 

あのユイちゃんと一緒の誕生日ともなれば最悪「ついでだしごれいくんも入れてあげよう」的な流れにはなるだろうという気持ちがありました。そんなわけで余計期待が高まります。

 

 

 

12月19日学校行きのバスの中のぼく

「やっぱ祝われちゃうかな~今日、ハァーー困ったもんだな、ちょっと心の準備しとくか……スゥゥゥ………」

 

普段陰の者だからキョドらないようにしないと、と気を引き締め。

 

学校に着き、教室のドアを開ける。

 

 

 

 

 

 

 

…………まあここまで読んでる皆さん薄々わかってるでしょうけど。

 

当然そこに僕の名前はなく。ユイちゃんおめでとう!!」のみがデカデカと書いてあったわけですよ。

僕の名前を呼ぶ人などひとりもいません。黒板の前では女子6人くらいがユイちゃんを温かくお迎えする準備をしています。

ぶっちゃけこうなるだろうなと想像がついていた僕はガッカリはしたけどため息をつくほどでもなく、ただ虚無感に包まれながらいつものように誰からの挨拶も受けずに自分の席につき、iPodでお気に入りの曲を聴き込むモードに入ります。Mr.Childrenニシエヒガシエは名曲

 

そのうちユイちゃんが登校してきたようで、騒がしくなる教室内。

人気者はいいですね~。祝ってもらえなかったことなんて今までの人生で一度もないんだろうなぁ。はぁー負けました~、はいはい、おめでとさん。とか思いながら、iPodの音量を上げる僕。

 

すると。

 

女子の集団がそろそろと僕の席に近づいてきます。

 

え、まって、マジ?と挙動不審にイヤホンを外すと………

 

 

 

女たち「お、おめでと~…笑」

 

 

 

ぼく「…え?(状況を飲み込めず言葉が出ない)」

 

女たち「え、違った?今日誕生日だってユイちゃんが…」

 

ぼく「ア!(音量調整ミス)そ、そうだよ!」

 

女たち「よかった~笑 ごれいくんおめでとー!」

 

ぼく「アッ、、アッ、ドゥフッ、、スゥゥゥ、アリアドス……(あしながポケモン)」

 

 

 

女の子複数人に囲まれるという通常プレイではありえない状況が起こったことによる混乱、誕生日を祝ってもらえた嬉しさ、上手くしゃべれなかったことへの反省

色々混ざり合って、顔が真っ赤のまま放心状態になりました。

 

タイミング的におそらくユイちゃんが「ごれいくんも誕生日なんだよ~!」とみんなに教えてくれたのでしょう。かわいい上に陰キャに優しいとか聖人かな?もしかして俺のこと好き?(笑)

 

そんなことがあって、ますますユイちゃんのことを好きになってしまったし、なんなら祝いに来てくれた女子全員好きになりました。女子の皆さん、オタクは優しくしてあげればマジですぐ堕ちますよ。

 

というわけで、これといってオチはない思い出話ですが、女子に20秒弱囲まれるだけでも陰キャにとってはブログに書くほどの大事件になるというお話でもありました。以上。

 

 

 

 

 

 

 

女子が去って行ったあと真顔のつもりだったのに隣の男子(そんな仲良くない)に「ごれいくん今までにないくらい笑顔だねw」と馬鹿にされてめちゃくちゃ恥ずかしくなりました。